いつから始まる？ 費用は？
６５歳以上の高齢者を対象とする新型コロナウイルスのワクチン接種が始まります。接種を受けるにはどんな手続きが必要で、どんな点に注意すればいいのでしょうか。ワクチンに関する素朴な疑問とその回答をまとめました。（記載の情報は２０２１年４月６日時点のものです）
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◆どんなワクチンが使われるの？
政府は米ファイザー、米モデルナ、英アストラゼネカの３社とワクチン供給の契約を締結していますが、現時点で国内の承認を得ているのはファイザー社のワクチンだけです。ファイザー社のワクチンはウイルスの遺伝物質ＲＮＡを人工合成して作った「ＲＮＡワクチン」と呼ばれる種類です。接種すると体内に新型コロナのたんぱく質が作られ、それに対する抗体などができて、接種を受けた人は免疫（抵抗力）を獲得します。
◆接種は誰が対象？
１６歳以上の全国民で、日本に住む外国人も対象です。ただし、過去にワクチンの成分で強いアレルギー反応「アナフィラキシー」が起きた人は対象外です。優先度の高い人から順に接種してもらう計画で、医療従事者を対象とした先行接種は２月１７日から始まっています。
６５歳以上の高齢者向け接種は４月１２日開始予定です。対象は約３６００万人。１人２回、３週間の間隔を空けて打ちます。政府は６月末までに全高齢者に２回分のワクチンが行き渡ると見込んでいます。
高齢者の次に、基礎疾患（慢性呼吸器疾患や心臓病、糖尿病、肥満など）がある人や高齢者施設の職員らが対象となります。さらにその後、それ以外の一般の人―という順になります。
◆子どもや妊婦も接種できる？
１６歳未満の子どもは対象外です。妊婦は、接種による有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ接種されます。体が弱い高齢者も、医師が問診などを慎重に行い、問題ないと判断されれば接種できますが、接種後の健康状態を十分に観察することが必要です。
新型コロナワクチン 接種前に知っておきたい素朴な疑問Ｑ＆Ａ：時事ドットコム - 時事通信
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