6日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反落した。前引けは前日比12円09銭(0.31%)安い3944円43銭だった。日経平均株価は3万円回復の達成感から下げに転じた。国内の新興市場でも、このところ上昇していた銘柄を中心に利益確定目的の売りが出た。
ジャスダック市場の売買代金は概算で382億円、売買高は1億4015万株だった。イーロジットやフェローテクが下落した。半面、「こども庁」関連銘柄の幼児活動研が引き続き上昇したほか、5日に3月の既存店売上高を発表したセリアが上昇した。
東証マザーズ指数は6営業日ぶりに反落した。「指数に反映されない新規株式公開(IPO)銘柄に資金が割かれ、さえない動きとなっている」(国内証券の投資情報責任者)との声があった。前引けは前日比12.14ポイント(0.98%)安い1228.49だった。フリーやアンジェスが下落した。一方、サイバダインや弁護士ドットコムが上昇した。
きょうジャスダック市場に上場したセルムは公募・売り出し価格(公開価格、1280円)を17.3%上回る1502円で初値を付けた。その後は上値の重さも目立ち、午前終値は初値より4.9%安い1429円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
新興株前引け ジャスダック、マザーズともに反落 セルムが初値 - 日本経済新聞
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