クレジットカードの利用情報をもとに、消費の動向を指数にする調査で、3月後半は、新型コロナウイルスの感染が拡大する前にあたる2年前の同じ時期と比べて3%余り下回りました。
データ分析会社のナウキャストとクレジットカード大手のJCBは、カードの利用情報をもとにプライバシーを保護したうえで、消費を見る指数を公表しています。
それによりますと、3月16日から31日までの指数は、新型コロナの感染拡大前にあたる2年前の同じ時期と比べて3.3%下回りました。
緊急事態宣言が解除されたことなどから下げ幅は、3月前半の9.2%と比べると縮小しました。
内訳を見ると
▽「旅行」がマイナス44.8%、
▽「宿泊」がマイナス33.7%、
▽「外食」がマイナス24.8%、
▽「交通」がマイナス20.4%で、
いずれも3月前半と比べると改善していますが、引き続き落ち込みが続いています。
一方、動画などの
▽「コンテンツ配信」はプラス65.5%、
▽「ネット通販」はプラス33.5%と大きく上昇しています。
調査した会社は「消費は回復傾向だったが、一部の地域でのまん延防止等重点措置の適用で4月は外出に関連した消費が鈍くなるおそれがある」としています。
クレジットカードの消費指数 2年前比で3%余減 - NHK NEWS WEB
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