6日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比226円15銭(0.75%)安の2万9863円10銭で終えた。前日までの3営業日で900円超上昇し、3万円の大台を回復していたため利益確定を目的とした売りが出た。3万円の節目を割ると下げ足を速めた。
前日の米ダウ工業株30種平均の最高値更新を受け、朝方は投資家が運用リスクをとる姿勢が優勢だった。ただ、高値警戒感が根強いなかで上値は重く、次第に利益確定売りや戻り待ちの売りに押された。3万円の節目を下回った後は下げ幅を広げた。円相場が円高・ドル安に振れたのも重荷だった。
東エレクやソニーGなどのグロース(成長)株に加え、自動車株の下げが目立った。SUBARUが5日、半導体に関連する部品の供給に支障が出るため、生産調整に踏み切ると発表。「同様の動きが今後も自動車業界で相次ぐ可能性があり、積極的には買いづらくなっている」(国内証券のストラテジスト)という。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆980億円、売買高は5億1182万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1554と、全体の約7割を占めた。値上がりは537、変わらずは99銘柄だった。
スズキや三菱自、日産自、マツダなど売られた。アルプスアルやシャープ、商船三井や郵船も下落。半面、神戸鋼が高い。富士通や日立も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
東証前引け 反落、下げ幅200円超 自動車株安が重荷 - 日本経済新聞
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