3月26日(金)より、東京・秋葉原にあるLAOX秋葉原本店にて、『エヴァンゲリオン展 VISUAL WORKS in 秋葉原』が開催中だ。その内覧会ではグランドワークスの神村靖宏代表が各展示を案内していただいた。
本展覧会は、「血肉の通った、汗水を流して描いたものを、実際に見て体感してほしい」という意図から、手書きのものが大量に展示されている、貴重な展覧会となっている。また「設定」「原画」「イラスト」の3つのコーナーで構成されており、映像として完成するまでの工程を追って見ることができる。
「設定」コーナーでは、人物や機体などの基本となる画が展示されている。実際にこの設定画をもとに、アニメーターが描くことになるのだ。各設定画には描かれた方の名前が書かれており、貞本義行さんや庵野秀明監督の名前も見られる。また場合によっては立体模型も製作するそう。
▲監視特化型限定兵器 人造人間エヴァンゲリオン 局地仕様 仮設5号機 作画参考模型
(C)カラー
「原画」コーナーは、グラフックデザイナーの祖父江慎さんがセレクトされたそう。こちらのコーナーで興味深いのは、原画の紙の色が違うところ。白い紙に描かれているのが原画。黄色や緑など、色のついた紙は、その原画に対して作画監督が修正した部分が描かれている。作画監督は複数いるので、色によって、どの作画監督が修正したのか、わかるようになっている。また修正部分のみ描かれているものもあったり、その注意点が書かれているのも面白い。
▲こちらの展示は、風景にある電線を、奥行きを出すためにレイヤー分けして描かれているのを表現している。作品の本筋ではない風景でも、これだけの原画が描かれている。これは「見たことのあるものは、丁寧に描く」という庵野監督の手法。
「イラスト」コーナー。雑誌の表紙やポスター用に描かれたもの。どこかで見たことのあるイラストもあるはず。ちなみにこちらに展示してあるイラストは、すべて複製原画として購入可能だ。
最後に物販コーナー。こちらは1階の入り口から奥に設置しているので、展覧会のチケットがなくとも、グッズが購入できる。
このほか、写真はないが現在公開中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作資料も特別に展示されている。劇場版を観てから本展覧会を観れば、劇中のシーンの原画を発見することもできるし、展覧会を観てから、劇場版を観ればさらに楽しめるはず。お好きな方向ではしごして楽しんでください。
(C)カラー
手書き原画が目の前に!『エヴァンゲリオン展 VISUAL WORKS 』開催! - マイナビニュース
Read More
前
No comments:
Post a Comment