いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、「文献調査」が始まっている後志の寿都町で定例の町議会が開かれ、第２段階の「概要調査」の前に住民投票を行う条例が可決されました。
「文献調査」が始まっている寿都町で８日午前、定例の町議会の本会議が開かれ、第２段階の「概要調査」の前に住民投票を行う条例案が提出されました。
町議会には今月２日、片岡春雄町長が最終の第３段階の「精密調査」の前に住民投票を実施する条例案を提出していました。
しかし３日の特別委員会で、小西正尚議長が各段階で町民の意思が反映される必要があるとして、精密調査の１段階前の「概要調査」の前にも住民投票を行う修正案を提出し、賛成多数で可決されていました。
修正案について本会議で採決が行われ、議長を除いて出席した７人の議員のうち４人が賛成し、条例は賛成多数で可決されました。
可決された条例には、町長は住民投票の「結果を尊重しなければならない」と明記されています。
最終処分場の選定では概要調査以降、先に進もうという場合は知事や市町村長の意見を聞くことになっていて、鈴木知事は反対の意向を示しています。
概要調査前に住民投票 条例可決｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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