去年の12月はじめに国内で採取された下水から、新型コロナウイルスの変異ウイルスの遺伝情報が検出されたと北海道大学などの研究チームが発表しました。
この時期にすでに国内で変異ウイルスの感染者がいた可能性があるとみて、詳しく調べたいとしています。
北海道大学大学院工学研究院の北島正章助教などの研究チームは、去年4月から国内各地の下水を採取して新型コロナウイルスの感染の広がりを調べてきました。
このうち、去年12月4日に採取した下水を分析したところ、イギリスや南アフリカなどで確認された変異ウイルスと同じ「N501Y」という変異があるウイルスの遺伝情報が検出されたということです。
研究チームは、この下水を採取した都市の名前を公表していません。
国内で変異ウイルスの感染確認が初めて発表されたのは去年12月25日でしたが、研究チームはこれよりも前に変異ウイルスの感染者が国内にいた可能性があるとしています。
一方で研究チームは、検出された変異ウイルスが海外からのものかはまだわからないとしたうえで、同じ都市で去年11月に採取した下水からは検出されていないとしています。
研究チームの北島助教は「遺伝情報の解析を進めるとともに、国内での感染の広がりをさらに詳しく調べていきたい」と話しています。
変異ウイルス 感染確認発表より前に下水から検出 北大 - NHK NEWS WEB
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