2週前は選手、今週はレフェリーとして走り回った。

トヨタ自動車SH滑川剛人(31)が主審を務めた。関西協会公認レフェリーとして、両チームの選手と積極的に意思疎通を図りながら、80分間の試合を終えた。

選手としては桐蔭学園高から帝京大に進み、U20(20歳以下)日本代表などに選出された経験を持つ。卒業後はトヨタ自動車入りし、今季もトップリーグ(TL)第3節ホンダ戦(6日、パロマ瑞穂ラグビー場)に途中出場するなど活躍中。一方、練習と両立しながら、レフェリーとしても順調にステップを踏んでいる。

20年10月に関西大学ラグビーの主審を務めた際には「僕は(選手として)W杯の舞台に立っていないので、レフェリーで立てたら面白い」と夢を語っていた。

近鉄はSHゲニア、SOクーパーの元オーストラリア代表コンビらが出場。夢の実現に向けて、TL2部相当のトップチャレンジリーグで貴重な経験を積んだ。【松本航】