2021年03月29日17時23分
大相撲の元大関、前の山の清水和一(しみず・かずいち)さんが11日に多臓器不全のため東京都内の自宅で死去した。76歳だった。日本相撲協会が29日に発表した。葬儀は家族葬で執り行われた。
大阪府守口市出身。1961年春場所、高砂部屋から初土俵。65年九州場所新十両、66年秋場所新入幕。闘志あふれる突き押しで70年名古屋場所後に大関昇進を果たしたが、その後は振るわず、72年春場所では琴桜戦が無気力相撲だとして注意された。翌場所関脇に転落して大関在位は10場所。74年春場所で引退した。殊勲賞3回、敢闘賞2回。金星1個。
引退後は高田川部屋を興し、前乃臻、鬼雷砲、剣晃らを育てた。98年に当時の境川理事長(元横綱佐田の山)の改革案に反発。日本相撲協会理事選挙で高砂一門の候補者調整に従わず立候補して当選した。2009年に元関脇安芸乃島へ部屋を託し、10年3月定年退職。
清水和一さん死去、76歳 元大関前の山、気迫の突き押し相撲 - 時事通信ニュース
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