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Monday, March 15, 2021

「検索前の世界」に進出するグーグル驚きの思惑 - 東洋経済オンライン

自身のメイン事業をもなくそうとする理由

グーグルのこれまでの発展と、今までより一歩先のおもてなし(写真:metamorworks/iStock)

いま私たちは自分がほしいモノや情報を求め、ネットで検索をします。しかし、検索などする前にほしいものが提示されたら、どんなに便利でしょうか。

自身がこれまでメイン事業としてきた「検索」自体を不要にし、「検索前」の世界に進出しようとしているのが今のグーグルだ──。そう言うのは、『2025年を制覇する破壊的企業』の著者であり、ビジネスとテクノロジーをつなぐベンチャーキャピタリストである山本康正氏です。グーグルの今後の思惑とは何か。同氏に聞きました。

「検索」自体を不要にする今のグーグル

グーグルがわれわれの生活を変えようとしています。それは自身がこれまでメイン事業としてきた「検索」自体を不要にしてしまうことです。

例えば、毎週金曜日の夕方になると、「レストラン」というキーワードを検索するユーザーがいたとします。そしてその傾向を、グーグルはデータとして持っている。その結果、金曜日の夕方にブラウザを立ち上げると、自動でおすすめのレストランをグーグルが紹介してくれる。

技術的に十分可能なサービスであり、このようなサービスこそ「情報を整理して使えるものにする」という、グーグルのミッションそのものでもあると言えます。

また、グーグルは検索以外にも、数多くの事業を手がけてきました。そしてその多くの事業をM&Aで手に入れてきました。「検索前」の世界に進出できるのも、このような複数の事業のシナジーによるものです。

これまでの買収先は200社以上、投資金額は3兆円以上にもなります。特徴的なのは、成長企業を囲い込むようなかたちで買収してきた点です。

例えば2006年に買収したユーチューブ。当時、グーグルもユーチューブと似たような動画サービスを内製していましたが、ユーチューブの成長スピードがあまりに早かったため、買収したほうが得策だと考えたのでしょう。買収金額は日本円でおよそ2000億円。思惑どおり、その後ユーチューブは爆発的に世界に広がっていきました。

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