事故から27日で4年となるのを前に、現場近くに献花台が設けられ、県と遺族が初めて合同で追悼式を行いました。
雪が舞う中、46人が参列し、初めに黙とうをささげました。
続いて、事故で亡くなった奥公輝さん(当時16)の母親の友子さんが、「『あなたに会いたい、声を聞きたい、どこにいるのかな、きっと家に一緒にいるよね』とこれからも写真のあなたに語り続けます。あなたはこの先もずっと、かけがえのない子どもであることに変わりありません」と語りかけました。
このあと、1人ずつ献花を行いました。
教員だった息子を亡くした毛塚辰幸さんは、式のあと「教育委員会などの人が参列し『二度と事故を起こさないよう努める』と、亡くなった8人の前で述べたので、合同で式を開いた目的の1つを達成できたと思う」と話しました。
また、奥公輝さんの父親の勝さんは「県と思いを1つにはできていないが、合同で式を行ったことで、再発防止策を進める一歩になってほしい」と話していました。
一方、栃木県教育委員会の荒川政利 教育長は「事故の再発を防ぐため遺族と合同で式を行えたことをありがたく思っている。引き続き誠意を持って、遺族と議論しながら再発防止に取り組みたい」と話していました。
事故をめぐっては、雪崩が起きる可能性を予見できたのに訓練を続けたことが事故につながったとして、警察は、引率した教員3人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検していて、検察が刑事責任を問えるかどうか捜査を続けています。
栃木 那須町 雪崩事故から4年を前に 県と遺族が初の合同追悼式 - NHK NEWS WEB
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