[ワシントン 17日 ロイター] - 火星の地表にはかつて豊富な水が存在したが、数十億年前に環境が大きく変化したとされている。その水の行方について新たな仮説が16日、科学誌「サイエンス」で示された。
米航空宇宙局(NASA)が支援するこの研究によると、火星の水の約30─99%が地殻中の鉱物に閉じ込められている可能性があるという。これは水が火星の大気圏外に消失したという長年の定説に反する説だ。
カリフォルニア工科大学のエバ・シェラー氏は「火星の水の大部分は30億年前までに地殻に消えたことが分かった。それ以降、火星は現在のように乾燥した惑星であったことを意味する」と述べた。
火星の誕生初期には、大西洋の半分を満たす量の水が地表に存在していた可能性があり、最大約1.5キロの深さで火星全体を覆うことができたと考えられている。
火星の水、地殻内に閉じ込めか 30億年前まで地表に存在 - ロイター (Reuters Japan)
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