東京都墨田区の私立高校3年の鷲野花夏さん(18)が山梨県内の物置小屋で遺体で見つかった事件で、逮捕された群馬県渋川市の職業不詳小森章平容疑者(27)が「事件前、鷲野さんとは昨年7月に1度しか会っていない」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁向島署捜査本部は、妻の和美容疑者(28)が2人の会員制交流サイト(SNS)でのやりとりに嫉妬し、鷲野さんを呼び出したとみている。
捜査関係者によると、鷲野さんと小森容疑者は約2年前にツイッターで知り合った。夫婦は3カ月前に入籍したばかりで、和美容疑者は「夫の携帯電話を見て、鷲野さんとのやりとりを知り、嫉妬した」と供述。一方で、2人の関係はSNS上だけと認識していたとみられる。
和美容疑者は夫の携帯電話で鷲野さんを呼び出し、夫婦は8月28日午後、車で鷲野さんを渋川市の自宅に連れて行き、話し合った。同29日夜~30日未明ごろ、自宅から山梨県に向かう車中でも話し合いは続いた。和美容疑者は「(山梨県の)物置小屋に着いたあたりから、気持ちの整理がつかなくなった」と供述しているという。
逮捕容疑では、8月30日、山梨県早川町の物置小屋内に鷲野さんの遺体を遺棄したとされる。遺体の背中には4カ所の刺し傷と首に絞められた痕があったが、司法解剖で死因は判明しなかった。
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高3女子遺棄 小森容疑者「事件前、昨年7月に1度会っただけ」 和美容疑者、SNSでのやりとりに嫉妬か - 東京新聞
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