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Sunday, May 9, 2021

事件前、男がナイフ・催涙スプレーをネット購入…茨城4人殺傷 - 読売新聞

 茨城県境町の住宅で2019年9月、一家4人が殺傷された事件で、殺人の疑いで逮捕された岡庭由征よしゆき容疑者(26)(埼玉県三郷市)は事件前、ナイフや催涙作用のあるスプレーを買い集めていた。捜査関係者への取材でわかった。インターネットの購入履歴で判明したという。県警は刃物などを収集した目的や、事件との関連を調べている。

 発表によると、岡庭容疑者は19年9月23日午前0時40分頃、境町若林の住宅で、この家に住む会社員小林光則さん(当時48歳)と妻の美和さん(当時50歳)を殺害した疑い。夫婦は胸や首などを刃物で複数回、刺されるなどしていた。

 また、2階の子供部屋にいた長男(14)は、足を切られるなどして重傷。同じ部屋にいた次女(13)は催涙スプレーを手に噴射され、軽傷を負った。

 捜査関係者によると、県警は夫婦に恨みを持つ人物が事件に関与した可能性があるとみて、交友関係を中心に捜査。一家に目立ったトラブルが見当たらなかったため、同種事件の前科・前歴者らにも捜査範囲を広げた。その結果、岡庭容疑者がネットで、ナイフやスプレーを買い求めていたことを把握した。

 刃物を大量に保管している可能性があるとみて、県警は昨年11月、埼玉県警と合同で岡庭容疑者の自宅を殺人予備容疑で捜索。サバイバルナイフ十数本、フラスコなどの実験器具や薬品などを押収した。

 県警は岡庭容疑者の自宅から、家族のものを含めた数台の自転車も押収している。いずれもスポーツタイプだ。

 三郷市の自宅から事件現場までは直線で約30キロ。県警は、岡庭容疑者が自転車で移動した可能性が高いとみている。岡庭容疑者は運転免許証を所持しておらず、普段は自転車で外出しているという。

 ただ、小林さんの住宅からは、凶器の刃物は見つかっていない。岡庭容疑者には境町に地縁はなく、一家との接点も確認されていない。樹木に囲まれ、周囲から確認しづらい一軒家が事件の現場になった背景も不明だ。

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