関係者によりますと、連合会の昨年度決算の監査が行われた去年9月以降、基金などの通帳を提出するよう求められたため、事務局側は当初、実際にはほぼ無くなっていた口座の残高を大幅に水増しした通帳の写しを偽造し、提出していたということです。
しかし、提出された写しの記載に不審な点があり、通帳の原本を提出するよう求められたため、香川前会長らが関わって業者に依頼し、複数の口座の通帳を偽造していたということです。
香川前会長は平成22年5月に幼稚園連合会の会長に就任し、5期10年以上にわたって会長を務めたほか、平成26年7月からは警察を管理する山口県の公安委員を務めています。
NHKの取材に対し、香川前会長は通帳の偽造に関わったことを認めたうえで「事務局から使途不明金について報告を受け『来年度には帳尻を合わせます』と言われたので、残高を改ざんした通帳の写しの提出を認めた。その後、通帳の原本を見せろと言われたので事務局に知り合いの印刷業者を紹介した。通帳の偽造に加担したのは事実だが、個人的な資金の流用は断じてしていない」と説明しています。
幼稚園連合会は偽造された通帳などをすでに入手していて、現在、詳しい経緯について内部調査を進めているということです。
全日本私立幼稚園連合会 数億円使途不明 前会長が通帳偽造関与 - NHK NEWS WEB
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