潜水艦増強に急ぐ各国海軍、日本の戦力不足が鮮明に
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(北村 淳:軍事社会学者)
海上自衛隊そうりゅう型潜水艦12番艦「とうりゅう」が、3月24日に完工し、川崎重工から防衛省に引き渡された。
昨年(2020年)10月に進水し三菱重工業が建造している最新鋭たいげい型潜水艦の1番艦「たいげい」が来年3月に完工すると、ようやく海上自衛隊潜水艦戦隊は2010(平成22)年に打ち出された22隻態勢が完成する。
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「とうりゅう」は、2020年3月5日に就役した11番艦「おうりゅう」とともに、新機軸のディーゼル・エレクトリック(通常動力)潜水艦である。そうりゅう型とはされているものの、そうりゅう型の特徴であったAIP推進システム(非大気依存推進システム)の搭載を中止し、リチウム蓄電池を搭載した。新鋭たいげい型潜水艦もリチウム蓄電池搭載潜水艦となっている。
各国で目白押しの潜水艦誕生
「とうりゅう」の就役に前後して、世界中の海軍で潜水艦関連の話題が目白押しになっている。
時代に取り残された10年前の計画「潜水艦22隻態勢」 - JBpress
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