その結果、海岸から内陸に2キロ程度の地層から、過去に津波で運ばれたとみられる海の砂や生物の化石などの層が2つ見つかり、このうち、古い方は西暦800年から1300年のものと推計されました。
当時の海岸線の位置や砂丘の高さなどをもとに複数のケースをシミュレーションしたところ、房総半島の東の沖合の海底を震源とするマグニチュード8.5程度の巨大地震が起きていたと考えられることがわかりました。
津波は当時の海岸から1キロあまり内陸まで達していたとみられるということです。
この海域は陸側のプレートと、海側の太平洋プレート、フィリピン海プレートの3枚の岩盤が重なり合っていて、過去にも規模の大きな地震やそれに伴う津波が発生しています。
古文書などの記録から▽1677年の「延宝房総沖地震」や▽1703年の「元禄地震」の2つのマグニチュード8クラスの巨大地震が知られていますが、これより古い時代の巨大地震や津波は明らかになっていませんでした。
千葉 九十九里浜に1000年前の巨大津波の痕跡 未知の巨大地震か - NHK NEWS WEB
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